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はじまりは、子供達に読み聞かせしていた絵本からでした。

今から30年以上前、それが本当のはじまりです。一枚のフェルトでできた掛け軸に施されたピーターラビットのアップリケ。母が私に作ってくれた想い出の一枚です。思えば、小さいころから母の大きな裁縫箱が大好きでした。小さい私には宝箱そのもの。キラキラ光るボタンや素敵な端切れ、色とりどりの糸や待ち針。手作りの喜びを教えてくれたのは母でした。
そして時を経て、二人の子供の母となった私も自然と手芸の世界に。。。母がピーターラビットの刺繍を施してくれたように読み聞かせしていた「くまのがっこう」の挿絵をもとに刺繍をはじめました。子供たちが大好きだった絵本の世界を大好きな手芸で表現できる楽しみは子育ての楽しみになりました。何かを夢中になれる幸せ、表現できる幸せ、伝えられる幸せ。そんな幸せをお伝えできればと思い活動させていただいています。

壁に貼っていた掛け軸

子供たちの幼稚園バック

絵本の1シーンをモチーフにした刺繍

絵本の世界とRelief Embroideryレリーフ・エンブロイダリーとの出逢い

Relife(レリーフ)それは浮き彫りという意味。絵本の世界がそのまま飛び出てきそうなイメージを手芸の世界にとりいれました。フェルトと刺繍糸だけで作り出す刺繍表現です。一針一針の針の動きで細かい丁寧な仕上がりに。始まりは30年以上前、試行錯誤をくりかえし、そして時を経て今のような形になりました。まだまだ現在進行形。施した刺繍はカルトナージュにアバジュールに、子供たちのポシェットに。。。。様々なかたちに生まれ変わります。